〜れもん日誌〜 家系ラーメン 2019/07/14 22:23 Facebookでシェア URLをコピー 報告 〜れもん日誌〜 家系ラーメン生みの親は横浜「吉村家」の創業者、吉村実氏。トラック運転手、ラーメンショップを経験し九州の豚骨と関東の醤油を合わせる事を思いつき独立。1974年に横浜の杉田で吉村家を始める。※1999年に横浜駅西口(徒歩10分くらい)移転。当時の映像やインタビュー記事によると店の2階に寝泊まりするような仕事一筋の人間だった事がわかる。その分、ラーメンに対する想いが強く弟子にも厳しいとされているが愛情もしっかりと感じとれた。また違ったタイプではあるがその対する真剣さは、ラーメンの鬼 佐野実氏を彷彿とさせる。吉村氏はラーメン屋以外にも事業を行なっていて経営者としても一流である。吉村家のラーメンは鶏ガラ、昆布、香味野菜等と煮込み乳化した豚骨スープをベースに濃いめの醤油と鶏油を合わせ中太ストレート麺で味わうラーメン。吉村実氏の依頼を受け酒井製麺が製造をはじめ麺の長さ・コシ・食感が吉村のラーメンに合わせたものとなっている。近年はテボと言われる深ザルを使用して麺を茹でる店が多い中で、吉村氏の麺は湯で泳がせるというこだわりから平ザルを使用してるのが特徴的。平ザルでの麺揚げは職人技である。注文時に麺の硬さ・味の濃さ・油量を選択できる。具材はほうれん草、チャーシュー、海苔が基本。追加トッピングは煮卵が好まれる。追い味として、おろしニンニクや豆板醤が定番。濃いめのスープを海苔に染み込ませてライスを合わせて食べるのがオススメ。れもんが食べた感想として吉村家本店は勿論のこと美味しい。直系店では店舗により味に微妙な違いはあるが確かに美味しく、吉村家の味を彷彿とさせる。現在では吉村家系列以外にも直系店を外れたお店から更に枝分かれし家系をベースに新展開するお店等が増え続け家系を名乗る店は世界で1000店舗あるとされている。良い店の選び方としては調理場でスープを仕込んでいるか否かである。近年では工場での缶詰スープを使う店も少なくはい。店主や作り手が丹精と時間を掛けて仕込まれたスープは旨味は当然として想いを感じられる。また昼と夜ではスープの微々たる深みが違うのも味である。気持ちのない人が作ったラーメンは同じスープや同じ麺、具材を使ったとしても美味しくはない。うめ☆れもん