LINE専用オリジナル小説を載せてみる!5

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すると視界いっぱいにあちらこちらで徘徊していた幼虫どもが速いスピードでこちらに襲いかかってこようと迫ってくる。
「くそ!」
  一番最初に襲いかかってきた幼虫を剣で切りつけ、その動きを止めずに後ろ回し蹴りで次の奴を蹴り払う。
  体制を低くし、自慢の筋力で空に跳躍。上から襲いかかろうとした一匹を上から切りつけ地面に叩きつけ、後ろを取ろうとしたに匹を振り返りざまに一閃。
  そうして数を減らしては行くものの、もともとの数が数なだけにキリがない。
   標的である男は女が苦戦を強いられているその奥で悠々と高みの見物を決め込んでおり、そこまでの距離も遠い。
   後ろには2人。前には数え切れないほどの幼虫もどき。
   仮にここを動けば後ろの2人が危ない。かといって、こいつら全員を始末している体力もない。
「全く。しぶといですね。さっさと死ねば良いものを」
「ふん!おまえのいいなりに、なってたまる、っかよ!」
  目の前の幼虫をなぎ払い、跳躍して幼虫の上に一度着地。そこから大きく飛び上がり、上段の構え。
「っはぁぁぁっ!!」

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