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小生には夢がある。

小生には夢がある。

こんな書き出しをすれば、寒い奴だ、痛いヤツだと思われてしまうかもしれない。いや、事実そうだ。否定はできない。まるで小学生の頃から変わっていない。好きなことややりたいこと、信じていることを死ぬまで大切に抱えて、相も変わらず夢ばかり語っている。

そんな小生に、その昔高校の先輩が言った。

「人が夢を持つと儚い結末しか訪れない」

面白い文字遊びだと思ったし、言い得て妙だが確信をついている気もした。夢だと断言している時点で、本気で叶える気がない気もしたからだ。夢というものは、言うだけタダなふしがある。だから、小学生はこぞって夢を語りたがる。それは別に悪いことでは無いし、小生からすれば微笑ましい光景にも思える。しかし、微笑ましいだけなのだ。もし仮に30を超える借金抱えた大人が「サッカー選手になりたい」と言ってても、それはただの夢物語。鼻で笑われるのがオチだろう。誰からも支持されないし、協力も得られない。むしろ、現実を見て働けと言われるはずだ。そう、夢には消費期限があるのだ。小学生なら許される夢でも、ある一定の年齢を過ぎれば許されなくなる。夢に遅すぎることなんてない。と言いたくなる気持ちはあるが、やはり夢は遅すぎると叶わない。なにせライバルはみんな叶えるために本気で生きているのだから。軽い気持ちで夢を語ったとして、それが叶う保証などどこにも無い。むしろ、叶えるために努力してる人々に圧倒されるのがオチかもしれない。

「まぁ、所詮夢だよー」

なんて笑い飛ばす未来すら見えてしまう。夢を叶えたい気持ちはあれど、叶える努力を本気で行っている人間はほんのひと握りだろう。

だが、小生には夢がある。現実を見て、足場を固めて、滑り止めにしっかり両足くっつけて、全くギャンブルをしようとしないままここまで来てしまったが。きっとライバルは地上を脱して、命綱すらないまま夢に向かって突き進んでいるのだろうが。そんな人々を相手に、夢を叶えることが出来る自信は無い。それでも、夢を叶えるために生きているのだと胸を張りたい。

やりたいことをやるために生まれてきたんだろ。

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