れいか 幼少期 2024/04/05 23:32 Share on Facebook Copy URL Report れいか 幼少期今まで罪の多い人生を送ってきました。時は昭和、高度経済成長真っ只中。私は札幌の北のはずれに工務店を営む父親、国男のもと2人姉妹の次女として生まれました。 大工の父は景気の良さもあり羽振りが良く、家の中には噴水があり、鹿や亀のはく製・日本刀が置いてあるような豪邸。そんな家庭を築いた国男には、二人の姉妹をお嬢様として育てたいという願望があったのです。 そのため私は、幼少期から茶道、お琴、ピアノ、書道、バレエ等さまざまな習い事に通い、国男の求める『お嬢様』という道を歩んでいました。 そんな父にとって幸せな家庭。母や娘達にとっては幸せとは程遠いものだったのです。外面の良い国男はご近所には良い家庭であることを演じ、家にはたびたび人を招き宴会を行う日々。宴会があるたびに私たち姉妹は笑顔であいさつすることを強要され、時には歌も歌わされました。 そして宴会が終わると反省会が行われ、上手に振る舞う事ができなかった時には厳しく𠮟られました。 国男は母に対して日常的に暴力をふるっており、そんな父親に対して私たち姉妹はなす術もなく怯える毎日。父の顔色をうかがいながらの夕食は、家族にとって楽しいものではなく、恐怖の時間でした。私が幼稚園のときいつものように父が母を殴っていました。そのとき私は「何とかしてとめなくちゃ」と思い、殴られている母の前に飛び出し「お父さんやめてーーーーーー!!」と叫びました。しかし、父は私を平手で殴り、私は吹っ飛ばされました。幸い、怪我はなかったものの、泣きじゃくる私に姉が「あんたバカじゃないの? そんな事しても喧嘩やめる訳じゃないんだからやめな〜」と心温まる(?)一言を投げかけました。小学生の姉が輝いて見えました。のように寝れない夜が毎日続き、私は夜に強い子供に育ちました。そしていつしか小学生のころから「早く家を出たい」と考えるようになります。この時はまだこの体質が後々役に立つとは思わずにwww